セルを図形化する  



Did you know?

ランドセルは元は軍用品

幕末の日本に軍隊制度が導入された際、「背のう」も同時に採用された。明治時代になって学習院では、生徒の学用品を背のうに入れて通学させることになった。
この「背のう」はオランダ語で「ランセル」と呼ばれていた、そして、月日の流れていく内に「ランドセル」と呼ばれるようになった。
実はこの機能、報告書の決済印欄にもうひとつ決済印を押す欄を作れとの指示があり、エクセルで作られた報告書に決済印欄を追加しようといざ開いたものの、枠がない。新しく作るとなると、全部枠の統廃合をやり直さなければならない、めんどくさ、別に今までなかったんやから、そんなに判子ばかり増やしてどないすんねん!と思いながらも上司の指示なので、なんとか簡単にできる方法はないかと思い、調べて見つけたのがこの機能です。

セルの一部を図形として取り出し、

貼り付けて使うものです。

これ意外と報告書作成等で役立つので覚えておくと役に立ちます。
方法は
まず最初に、報告書等の書類に影響のない場所若しくは、別シートで新しく挿入したい枠をつくります

@作成した枠を選択します(図では、E2からH3)

セルを図形化する


A Shiftを押したまま編集をクリックし、図のコピーをクリック
(又は、普通にコピーし、貼り付ける時にShiftを押したまま編集をクリックし、図の貼り付けを選択します。)
B 「図のコピー」ウィンドウが表示されますので、外観の「図形にあわせる」と、形式の「ピクチャ」にチェックが入っていることを確認し、OKをクリックします


C 任意の位置に貼り付け、位置の調整をします。

  これで新しくつ作った枠が画像として貼り付けられました、画像なので枠線に左右されませんので、書類のセルの統廃合をせずにすみました。


この方法で、例えばセルを交互に黄色と黒色に塗り。その部分のセルを図のコピーすれば、簡単に工事現場や阪神タイガースの黄色と黒色の図案が完成します。



エクセル画面上の位置と印刷位置にずれが生じますので、プレビューで確認してから印刷してください。

参考

「画面に合わせる」を選択した場合、ピクチャ形式化ビットマップ形式かを選ぶことができます。
ピクチャ形式は、拡張メタファイルのことでドロー画像と呼ばれています、これは、線や曲線、図形で構成されており、サイズを変更しても元の図と変わらないように拡大縮小ができます。
ビットマップ形式は、点で構成されており拡大すると画像がぼやけた状態になります。
「用紙に合わせる」を選択の場合は形式は「拡張メタファイル」となります。
画面に合わせると違うところは、セルの枠線がコピーされるかないかです。
図で説明すると、
シートに図形と矢印と説明文があったとします




セルA1からP21を選択し図のコピーをします





「画面に合わせる」でコピーすると      用紙に合わせるでコピーすると

セルの枠線がコピーされます         セルの枠線はコピーされません




(分かりやすくするために、背景に色を付けています)
尚、この方法で複数の離れたセルを選択することはできません。

この方法を使えば、セル内にある大きな図(地図など)の一部がほしい場合に、そのセルの部分を選択し、この方法をを使えば切り抜くことができます

これを利用し、社員データをつくる際に考え付いた方法ですが、便利でしたので
ちょっと紹介しておこうかと思います。
写真を簡単にくり抜く方法です。下の画像をクリックしてください。



エクセル2007では


コピーしたいセルを選択して、ホームにある貼り付けから図としてコピーを選択します。
後は、2003と同じです。


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