ここでは、描画には直接関係ありませんが、知っておくと便利なマクロの自動記録について説明します。
難しくありませんので実際にやってみてください、「なんや、簡単やんけ」と思われるに違いありません。
マクロとは、一連の操作を記録し操作の効率化をはかるものです、
マクロの記述は英語ばかりで、ややこしいですが、ここでは英語もプログラムの知識も必要のない、「マクロの自動記録」について説明します。
マクロの自動記録とは、
テレビ番組を録画(マクロの記録)するのと同じと考えてもらえればいいと思います、そしてマクロの実行は、
録画の再生と考えればもらえれば理解しやすいと思います。
今回の「
写真の切り抜き」を例にして説明していきます。
マクロの自動記録
@ ツールからマクロを選び、
「新しいマクロの記録」を選択します。
A マクロの記録画面が出ますので、マクロ名の欄に
好きな名前を付けてください、日本語でもかまいませんし、そのままでもかまいません。
(数個のマクロを使用する場合には、名前をつけておかないと分からなくなりますが、今回は一つだけなので、そのままでもOKです)
今回は「証明写真」とします
B OKをクリックで、記録がスタートします
焦らずゆっくりでかまいません、時間は記録されませんので、それよりも一度失敗すると、もう一度最初からになりますので注意しましょう。
C 一連の操作を実行します。
ここでは
1、セルD5を選択(写真はまだ必要ありません)
2、Shiftを押したまま「編集」 「図のコピー」と選択していきます
3、ピクチャー形式かビットマップ形式かを選択し、OKをクリック
4、貼り付けたいセル(今回はB5)を選択
5、貼り付ける
以上の操作で終了ですが、マクロの記録状態は続いていますので、記録を終了させます
D ツールからマクロの記録終了を選択します。
以上で完了です。一連の操作が記録されました。
次にそのマクロを実行させて見ましょう
マクロの実行
ツール → マクロ → マクロの選択 → マクロの実行 の順にクリックしていけば、マクロが実行されます。
しかし、いちいちこの操作をするのは面倒ですよね
そこで、ボタンを設定し、そのボタンを押せば、このマクロが実行されるようにします
マクロボタンの設定
@ 表示から、ツールバーを選び、「フォーム」を選択します。
ボタンをクリックし、設置したい場所に貼り付けます。
A ボタンを貼り付けると、「マクロの登録」画面が出てきますので
マクロ名「証明写真」を選択し。OKをクリックします。
(マクロ名をそのままで記録した場合は、Macro1 を選択します)
これで、ボタンにマクロが登録されました(図ではボタン50となっています)
これで、ボタンを押せば、登録されたマクロが実行されますが、
ボタン名が「ボタン50」では他人が使用した場合何のボタンか分かりませんので
ボタン50を右クリックして、テキストの編集から名前を変更します。
(文字の種類、大きさ等は変更できます)
以上で完了です。写真を挿入して実行してみてください。
「なんや、簡単やんけ」でしたでしょ。
この自動記録を使えば、例えば「毎回必ず3枚印刷する」や「選択したセルの文字を太字にする」「選択した文字の色を赤色にする」等色々と使えます。これらを自動マクロで記録し、、ボタンを設定しておけばボタンを押すだけでそれらが実行されます。
「便利だろー、マクロの自動記録だぜ」」
色々とマクロを作って便利にしてみてください。
保存
保存は通常通りに保存してOKですが、新しいエクセル(EXCEL2007以降) では、「Excelマクロ有効ブック」で保存してください。
尚、一旦ファイルを閉じてから再度開く場合、マクロがあるとセキュリティ警告画面が出てきますので、「マクロを有効にする」を選択してください。無効にするとマクロは動きません
運転免許証用や、パスポート用、履歴書用など色々と作っておくと便利です
ちなみに
運転免許証用サイズ 3cm × 2.4cm
パスポート用サイズ 4.5cm × 3.5cm
履歴書用サイズ 4.0cm × 3.0cm
です。
マクロボタン色々(エクセルの図形にマクロを設定する)
フォームのボタンは、味気ない、もっと注意をひくようなカラフルなボタンがいいとお思いではありませんか?
画像や図形にもボタン設定ができます、すきな図形を書いてマクロを登録してみてください。登録の仕方は、その図形を選択し、右クリックからマクロの登録を選択してください。あとの登録の方法は同じです。
(不用になったボタンは切り取りで切り取ってください)
マクロに興味が出てきた方は、ネット上に初心者用にやさしく解説されたサイトが沢山ありますので、参考にされてはいかがでしょうか
左サイトに私がよく参考にするサイトのリンクを貼っておきました。